久しぶりの結婚式についてのブログです。
私、2人目を出産する前まで、結婚式に関する仕事をしていました。
結婚式のことをちょっと知っている主婦の私が、結婚式のちょっと裏側を伝えていこうと思います。
結婚しよう!結婚式をしよう!となり、式場が決定するまで、また、結婚式を無事に終えるまで、けっこう労力を使います。
見学する式場選びに、式場見学。
すんなりいけばいいけど、自分のインスピレーション+会場の大きさと人数の関係や、見積り金額、プランナーさんとの相性などなど、色々な条件を照らし合わせて選んでいくことになると思います。
式場見学の予約は、直予約がいいのか?ブライダルカウンターを使うのがいいのか?についても以前記事を書きました↓↓
今日は、実際に結婚式場へ見学へ行って、チェックすべきポイントを書いていきたいと思います。
まず初めに
結婚式を挙げるに当たって、みなさん『後悔したくない』と思いますよね。
それはどんなこと?
- 金額?
- 衣装?
- 友達の評価?
- 自分の満足度?
- 家族の満足度?
- プランナーさんとの相性?
できれば自分が重視しているポイントについて、どれも後悔したくないはずです。
実は本当は重視するポイントなんだけどまだ最初の見学の時点では気付いていないということもあります。
結婚式場を決定して契約し、後から『こういうことをしたい』ということが出てきても、『できません』と言われてしまうこともよくあります。
契約するまでに、知識を持って下見をすることをお勧めします。
式場側は、自分の式場で『デメリット』だと思われることはわざわざ口には出しません。
『重視するポイント』は見学を進めていくと変わっていくかもしれませんが、それ自体は悪いことではありません。
ただ、見極める目を持って、プランナーさんの話を聞きましょう。
今日は、結婚式場や披露宴会場、トイレや授乳室など、ハード面といわれる点について、チェックすべきポイントを書いていきます。
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1.チャペル
『ウェディングドレスを着て、バージンロードを歩きたい』などの憧れもあるのではないでしょうか。
もちろん『雰囲気が好きか』という点も重視されると思います。
ですが、それ以外に見ておきたいポイント。
収容人数
ゲストの人数が多い方は、マックス何名座れるのか?確認しておきましょう。
『もし座れなかったら立ち見もできますよ』と言われるかもしれませんが、私の経験でチャペル式を立ち見したことがありますが、けっこうキツイです。
慣れないヒールを履いていますしね。
チャペルのかたちは長方形?正方形?
チャペルのかたちって気にしたことありますか?
例えば
バージンロードが長く、ゲストのイスは4・5人掛けの長方形型と
長方形型に比べるとバージンロードが短く、ゲストのイス約10人掛けの正方形型
があります。
バージンロードを長く歩ける。けど後ろの席のゲストから、前に立っている新郎新婦が遠くて見にくい。
バージンロードを歩く距離は短い。けど後ろの席からも前に立っている新郎新婦の表情までよく見える。
これは本当に好みの問題ですが、こういうことも踏まえてチャペルを見学するのもいいと思います。
もう一度言いますが、プランナーさんは『デメリット』はわざわざ口に出しません。
2.神殿
「白無垢を着たい」や「厳かに式を挙げたい」など、神殿式を希望される人も多いですよね。
チャペル式は友人もほとんど招待されるので、実際に見たことがあるとイメージしやすいですが、神前式は親族のみで行う場合も多いので、あまりイメージを持っていない方も多いのではないかと思います。
友人も入れるのか?
式場によっては、親族のみしか神前式に出れない会場もあります。
神前式は家と家のちぎりでもあるので、本来の意味を尊重するためという考え方もあります。
しかし、結婚式場の神殿でなく、実際の神社でも友人が式に参加できるところもありますし、考え方次第ではないかと思います。
もともと親族のみでと考えている場合は大丈夫ですが、親友など仲の良い友人にも参加してほしいと考えている方はあらかじめ確認しておきましょう。
中には簡易的な神殿もある
通常は、建物の中に『神殿』という部屋があるものですが、稀に神前式のときにだけ、神殿や椅子などを設置し、『神殿』を作る会場もあります。
やっぱり造りが軽く見えるところもありますし、『厳かな式』と考えている方は気になると思います。
3.披露宴会場
披露宴会場は、本当に様々なタイプがあります。
ホテルだと、造りがしっかりしていて絨毯が敷いてあり装飾は高級感がある 。
専門式場やレストランだと、大きな窓があったりしておしゃれ、ステージなどなく高砂も同じ目線でカジュアル。
ざっとしたイメージだとこんな感じでしょうか。
会場の雰囲気というのは好みによりますが、おさえておきたいポイントもあります。
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設定人数
見学の際に式場の方から「この会場は80名からご案内できる会場になります」などと言われると思います。
また、ゼクシィなどの雑誌にも◯◯名〜と載っています。
これは見学をするうえで意外と重要なポイントです。
仮に「ここがいい!」と気に入った会場があったとしても、あとで断念せざるをえないケースもあります。
ゲストのリストアップ
見学の前に、親族・会社関係・友人と、招待しようと思っている人のリストアップをしてみましょう。
また、最低◯名、最大で◯名まで増える可能性があるということを自分たちで把握しておきましょう。
人数が増えた場合は、式場はよほどのことでない限り対応してくれると思います。
式場側としては、人数が増えるということは売上が上がるということです。
ですが、それも限界があります。
さらに、ゲストの方々にとって、会場がギチギチで狭いというのはけっこうマイナスなイメージです。
私もゲストとして2、3度経験があります。
テーブルの隣の席の人と近すぎてぎゅうぎゅう感。
椅子をきちっと引いて座らないと、サービスの人さえ窮屈そうに通っていく。
そして、テーブル間がギチギチだと、新郎新婦が入場して高砂まで歩くとき、横に並んで歩くことができず、なんとか縦になって歩いていくということにもなりかねません。
人数が減ってしまった場合はどうでしょう。
例えば80名からの会場が気に入ったからと言って、安易に「声かければこれくらい集まるでしょ」と契約してしまうと、あとで大変になることもあります。
もし下回った場合、◯◯円×足りない人数分を支払わないといけない場合があります。
当初は招待するつもりはなく、でも人数が集まらないからと言って、来てくれるか分からない人に「いついつ結婚式なんだけど、よかったら来てくれないかな?」って声を掛けるのってけっこう嫌じゃないですか?
私、夫の友人に夫婦で招待されて、「たぶん人数足りないんだろうな~」と思ったことがあります。
混雑の予想や把握、移動の導線
披露宴会場に対しての式場の数
大きなホテルなんかだと、一日に十組以上の結婚式をすることもあります。
特に人気のシーズンで土曜日で大安なんかは、多いです。
披露宴会場はたくさんあっても、チャペルや神殿は1つずつしかないとします。
すると、とくに人気のチェペル式はどんどん回さないといけないこともあります。
私もゲストとして経験があります。
予め並んでおいて、前の式のゲストがずらずら出てくるのを待って、すぐに案内されました。
新郎新婦はゲストの準備が整ってから会場に行くのでそんなバタバタ感には気づきません。
行ったりきたりはめんどくさいし、エレベーターが混む!
ワンフロアのゲストハウスやレストランだと大丈夫だと思いますが、ホテルやビルになっている会場の場合。
式場、披露宴会場、親族控室に更衣室など、別の階にあることも多いと思います。
ゲストとしては、何度もエレベーターに乗せられることも。
しかも一斉に移動するので、待たなければなりません。
1,2度だといいけど、ずっと移動させられていると感じる人も中にはいるかもしれません。
足の悪いおじいちゃんやおばあちゃんにとってもキツイですよね。
4.ロビー
招待人数が多いと、自然とロビーで待つ人数も増えます。
受付も式も終わり、披露宴会場がオープンされるまで、タイムラグがあることがあります。
例えば、その披露宴会場でその日2回目の披露宴だとします。
1回目と2回目の披露宴の間、会場ではテーブルクロスの張り直しや、テーブルセッティング、装花のセット、音響や進行のチェックなど、バタバタと準備をしているはずです。
この時間がぎりぎりで設定されていたり、前の披露宴の時間が押したり。
そんなときロビーではなく、ちょっとしたお部屋が準備される場合もあります。
狭いロビーの場合、椅子も充分になく一時人がごった返すことも。
- 座るスペースはあるのか?
- 待っている間のウェルカムドリンクはあるのか?
確認してみましょう。
※ウェルカムドリンクは別料金の場合もあるので要注意
5.親族控室
親族は一般のゲストよりも集合時間が早くなる場合が多いのではないでしょうか。
たいていの場合、式が始まる前に『親族紹介』を行います。
また、着付けをする親族などは時間に遅れないように、早めに着付けを済ませて来る、心配で早めに来るなどという方も多いです。
そんなとき、親族控室で過ごす時間も多くなります。
- 人数に対して充分なスペースがあるのか?
- 車いすのおじいちゃんやおばあちゃんに不自由はないか?
などチェックしておきましょう。
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6.トイレ
見逃しがちなのがトイレ。
特に女性のみなさま、ゲスト目線で考えてみましょう。
キレイなドレスを着て、美容室で髪をセットし、おめかしして結婚式に参加しますよね。
トイレはお化粧直しの場所でもあります。
そして、お酒を飲むのでトイレも近くなります。
でも、披露宴中はそう離席できる時間は多くありません。
トイレが混雑するタイミング
- 披露宴が始まる前
- 新婦が中座しているお色直し前の時間
- 披露宴終了直後
チェックすべきは、
- 個室の数
- お化粧直しスペース(パウダールーム)の有無
個室が少ないと、並ばなければならないし、洗面所の鏡の前はメイクを直す人で混雑します。
別にお化粧直しのスペースがあればベストだと思います。
7.授乳室
授乳期のお子様の参加がある場合。
お母さんは必ず気になります。
披露宴の間赤ちゃんが泣くと、授乳室に走らなければならないし、そもそも連れて行っても大丈夫か?家族に預けたいけど、半日預けることが難しい赤ちゃんもいるでしょう。
たまに、披露宴中お父さんがロビーなど外で赤ちゃんを抱っこしてくれていて、泣いたらお母さんが披露宴を抜けて授乳しにいくという場合もあります。
そうまでして絶対参加したいのが、大切な人の結婚式です。
- 披露宴会場の近くに授乳室があるのか?
- なければ準備してもらえるのか?
- 広さは充分か?(他に何件も結婚式がある場合)
事前に知っておきましょう。
そして赤ちゃんのいる親族や友人へは結婚式を報告するとき、早めに知らせてあげると選択肢も広がり親切ですよ。
8.更衣室、余興の人はどこで着替える?
ゲストが着替えられるスペースも用意されているはずです。
余興を友人にお願いする場合、たぶんその友人は急いで着替えをすることになります。
- 更衣室で着替えるのか?
- 遠い場合は、パーテーションで着替えスペースを作ってくれたりするのか?
ちょっとチェックしておきましょう。
9.喫煙所
最近では、披露宴会場内を禁煙にする場合が多いですよね。
自分がタバコを吸わないと気にならないかもしれませんが、親族や会社関係の人など、ヘビースモーカーの人がいるかもしれません。
トイレや授乳と同じように、披露宴会場を抜けることになるので、喫煙所が別の階にしかないなんてことになるとちょっと面倒です。
喫煙所が遠かったり、外の場合、
タバコ好きだから絶対披露宴中も席を外すな~という人がいたら、喫煙所が遠いことをちょっと耳に入れておきましょう。
最後に
結婚式をするにあたって初めての見学。
はっきり言って、結婚式場はお客様の取り合いです。
「ここで結婚式をすると、こんな素敵なことができますよ」
「ゲストにとってもこんないいことがありますよ」
もちろんそうです。
でも、式場側がデメリットだと思っていることはすすんでは言いません。
当たり前ですよね。
もっと言えば、何をメリット・デメリットと思うかは人それぞれだし、デメリットをメリットに変える言い方をされるかもしれません。
結婚式場を選んで契約しても、本格的に打ち合わせを始めるのは4ヶ月前とかです。
後で、「こういうところもちゃんと見ておけばよかった、ちゃんと聞いてよかばよかった」とならないようにしましょう!
最初は意外と自分たちのことや両親のことを気にすることが多いです。
それは悪いことではないし、自然なことです。
でも少し、招待する親族やゲスト目線で、結婚式当日のことをよりイメージしながら会場選びをしましょう。
後悔が少なくなると思います^^
結婚式場選びには今日書いたことだけではなく、プランナーさんとの相性や、絶対気になる見積りなども関係してきます。
また書きます☆