プロポーズが成立し、結婚しよう!と前に進んでいる人たちへ。
結婚式のことをちょっと知っている主婦の私が、結婚式のちょっと裏側を伝えていこうと思います。
結婚しよう!結婚式をしよう!となり、式場が決定するまで、また、結婚式を無事に終えるまで、けっこう労力を使います。
キラキラしたものだけじゃないかもしれません。
結婚式。
一生に一回だし。
親族や会社の方に決して失礼はないように、そして楽しんでもらいたい。
式場に何百万円と払うものだし、後悔は絶対にしたくない。
だけど、中にはうまくいかないことや、思う通りに進まないこと、あるかもしれません。
だから、予備知識はとても大事です!
「あぁしておけばよかった」と思うことが少しでも減らせるように。
少しでも参考になれば幸いです。
見学する式場選びに、式場見学。
すんなりいけばいいけど、
自分のインスピレーション+会場の大きさと人数の関係や、見積り金額、プランナーさんとの相性などなど、色々な条件を照らし合わせて選んでいくことになると思います。
今日は、式場選びの中でも、見学するちょっと手前までお伝えできればと思います。
どこから見学予約をするのか
です。
ブライダルカウンター(エージェント)
今は、ブライダルカウンター(エージェント)を利用するというカテゴリがとても発展していて、たとえば
「ゼクシィ」「ブラナビ」「すぐ婚」
結婚しようと思ったカップルが、直接結婚式場に行くのではなく、一旦ブライダルカウンターに行き、自分たちの理想の結婚式を伝えて、見学に行くというスタイルです。
そこでカップルが気に入った式場があると、エージェントを介して見学予約をするわけなのですが、
メリット
- たくさんの式場の中から、理想の式場を選んでくれる。(人数、会場の形式(ホテル・ゲストハウス)・時間帯・料理の美味しさ・自由度の高さなど)
- 式場への見学予約、交渉を直接しなくていい
- 式場見学の感想を素直に伝えられる→客観的に判断してくれる
- 見積りの内容など、プロの目で分析してもらえる
1.たくさんの式場の中から、理想の式場を選んでくれる。(人数、会場の形式(ホテル・ゲストハウス)・時間帯・料理の美味しさ・自由度の高さなど)
結婚しようと話が進んできても、結婚式場選びってなかなか進まなかったりします。
ゼクシィを見ながら、「ここいいね」「ここもいいよね」って色々良く見えるけど、実際に自分たちが結婚式をするに当たって、何を重視するかということを認識することが第一歩です。
エージェントに行って話をすることで、『自分たちが思い描いている結婚式』が見えてくるはずです。
エージェントの人は、少なくともお二人よりも、式場のことを良く知っています。
実際に定期的に色々な式場に見学に行っているはずです。
雑誌やホームページだけではなく、『行ったことがある』『見たことがある』という人に見学に行く式場をピックアップしてもらうと、かなり大きな一歩を踏み出したことになります。
お二人の理想+ゲストの人数(人数によって使える会場が変わってきます)や、両親の話を聞くなどして、お二人に合いそうな式場を紹介してくれるでしょう。
2.式場への見学予約、交渉を直接しなくていい
エージェントを介さず、自分たちで見学をするとなると、見学予約から、見学後の対応まで、すべて自分たちでしなければなりません。
「たくさん見学したけど、一つ一つ電話やメールでやり取りするのは面倒」
「見学後の式場からの連絡を受けるのも面倒」
という方は、エージェントを利用されるといいと思います。
見学に行って、何度も電話がかかってきて、「また来てください」と言われたり、電話で断ったりするのって、けっこうエネルギーを使いますよね。
エージェントの人には、本音で感想を言えるので安心です。
また、見学の際に「2時間以内に見学を終えたい」などの要望を事前に伝えておいてくれます。
長時間拘束されるのが嫌な方は予め伝えておきましょう。
3.式場見学の感想を素直に伝えられる→客観的に判断してくれる
見学後の感想を素直に伝えましょう。
例えば「試食の料理が美味しくてプランナーさんもよかったけど、会場の雰囲気がちょっと」など。
会場の雰囲気のどこがちょっと悪かったのか聞いてくれるでしょう。
そうすると、「広さはいいけど、大きな柱があって見にくい席がありそう」など具体的なメリット、デメリットがわかってきます。
そしてエージェントの客観的な目で、比べて、相談にのってくれますよ。
4.見積りの内容など、プロの目で分析してもらえる
見積りって式場を決めるに当たって、とても大事なポイントですよね。
最終的に2つの式場で迷っていたとします。
- 大本命でなにもかも気に入っている式場
- 両親受けを考えるとこっちもいいな、ここもありかなという式場
見積りにけっこうな差があったとしましょう。
これまた迷いますよね。
2つの見積りを比べたいけど、どう比べたらいいのか分からないといことも多いと思います。
ひとつ大事なのは、最初に式場を決める際の見積りは「初期見積り」で、たいていの場合、最終的に払う金額の方が増えていくということです。
プロの目で、「こっちには入っているけど、こっちには入っていないから、だいたいいくらくらい金額が増える可能性がある」や、それが自分で準備できるものなのか、友人に頼めるものなのかなど、考えてくれますし、式場に頼まず、持ち込みできるか否か、式場に直接問い合わせてくれることもあります。
契約時に条件を結んでいないと、持ち込みできないものも多いですよ。
見積りのちょっと先まで見てもらえて、相談できる人がいたら安心ですよね。
デメリット
- マージンが発生?
- 多少の誘導があるかも?
- このカウンターの紹介なら、このブランドのドレスしか着れない、などのしばり
1.マージンが発生?
エージェントを利用するということは、マージンが発生しているのです!
お二人と式場の架け橋(やり取り)をエージェントがしてくれている分、そのお金がエージェントに入っているってことです。
マージンの発生の仕方や、金額設定はそれぞれ違いますが、
式場がブライダルカウンター側に、『紹介してくれてありがとう料』を支払うわけです。
まぁ、そうですよね。
ブライダルカウンター(エージェント)はお客様(カップル)からお金は貰わないわけなので、式場から貰わないとどうやって営業するんだよって話です。
ということは、どういうことか。
式場からすると、ブライダルカウンターから紹介されたカップルへは、値引きがしづらかったりするかもしれません。
エージェントにもマージンを払って、値引きもたくさんしちゃうと、儲けがなくなってしまいます。
2.多少の誘導があるかも?
エージェントと式場の間にも、会社間の関係がありますから、式場から「うちに紹介して」とエージェントに営業が入るわけです。
しばらく紹介が止まっていたりすると「そろそろここに紹介しないと」という気持ちもあるかもしれまん。
また、広告をたくさん出してくれている(お金をたくさん出してくれてる)式場にはたくさん紹介しないとというのも多少はあるのではないでしょうか。
ただ、先にも書いたとおり、エージェントに行くことでメリットがたくさんありますし、お二人の要望から大きく外れることはまずありません。
3.このカウンターの紹介なら、このブランドのドレスしか着れない、などのしばり
全部ではないですが、もともとは衣装屋さんが作ったブライダルカウンターなんかだと、「ここのカウンターからの紹介のお客様には、このブランドの衣装を着てもらうことが条件」だったりします。
式場によって、衣装室が取り扱っているブランドが違います。
そのカウンターの衣装ブランドが式場に入っていなかったりすると、衣装だけ別の場所で選びに行かなければならなかったりします。
衣装を重視したい新婦さん、たくさんいますよね。
「このブランドがいい」というのがあれば、ブライダルカウンターを選ぶ際にもちょっと注意してみましょう。
直接、式場のHPや、「ゼクシィネット」「ぐるなびウェディング」などブライダルサイトから自分で予約をする
最初にブライダルカウンターに行くメリットとして、「たくさんの式場の中から、理想の式場を選んでくれる」という点を上げました。
でも、ある程度自分たちの結婚式スタイルの方向性が決まっているお二人にとっては、すぐに見学に行きたいという会場が見つかるのではないでしょうか。
そんなときは、直接式場に見学予約をしてみましょう。
メリット
- 来店前に、直にやり取りをして、式場の雰囲気を感じられる
- 料金の割引に幅がうまれるかも?
1.来店前に、直にやり取りをして、式場の雰囲気を感じられる
ブライダルカウンターに行けば、見学に行くまでの式場とのやり取りはほとんど、カウンターの人がすることになります。
式場側からすると、初めての見学の前になるべくお客様の情報を知っておきたいものです。
(新郎新婦の年齢や、何を重視しているのか、具体的な日程が決まっているのか、など)
その、来店前のやり取りに答えることによって、
「そこまで聞いてくるんだな。初めての見学で、申込みしてくださいと強く言われそう」など、ちょっとした式場の雰囲気を感じるかもしれません。
2.料金の割引に幅がうまれるかも?
ブライダルカウンターのデメリットで、マージンが発生?と書いていました。
式場がブライダルカウンター側に、『紹介してくれてありがとう料』を支払うわけです。
HPなどから直で予約をしてくれて、見学に来てくれると、『紹介してくれてありがとう料』が発生しないですよね。
ということは、値引きしやすくなるというとちょっと大げさかもしれませんが、値引きに幅がうまれるかもしれません。
デメリット
- 式場の人から直接、フォローの電話がかかってくる
- 見積りの内容を自分たちで把握、判断しなければならない
- 絞り込みが難しい
1.式場の人から直接、フォローの電話がかかってくる
式場見学をしたあと、式場側は必ずと言っていいほど、連絡をしてきます。
「他の式場の見学はどうでしたか?」
「今週見学に行く式場は決まりましたか?」
「いついつまでの申し込みでしたら、先日お渡ししたお得なお見積りで契約できます」
「ぜひまた来てください」
「今度の何曜日はどうですか?」
など、お二人が気に入っている式場ほど、式場の人からすれば手ごたえがあるわけですから、「早く申込みをしてほしい」という思いがあるはずです。
また、見学に行って、検討から外れた式場からも連絡はあるはずです。
5つの式場に見学に行けば、最終的に4つの式場は断らなければなりません。
電話だったり、メールだったりに対応するのはけっこう疲れます。
2時間、3時間と、式場見学を担当して一生懸命お話してくださった方からの連絡ですし、なかなか無視はできませんしね。
(ブライダルカウンターを使って見学をしても、見学を終えたあとは直接連絡がくることもあります。苦手な人は、あらかじめ直接の連絡がNGなことを伝えておきましょう)
2.見積りの内容を自分たちで把握、判断しなければならない
見積りの見極めって、なかなか難しいと思います。
自分たちで式場選びをする場合は、あらかじめある程度勉強をしてから見学に臨みましょう。
例えば
衣装
- この衣装プランの中で、いくらのものまで選べるようになっているのか
- プラン内の衣装(追加料金が出ない)というのは、全体のドレス数のなかで、どれくらいたくさんあるのか(ないのか)
- 途中で衣装をもう1点増やしたくなったら、どれくらいの追加が出るのか(実際に衣装代だけではなく、衣装チェンジの美容代もプラスになります)
- 両親の衣装をレンタルしたらいくらくらいなのか
料理・ドリンク
- プラン内の料理は、どれくらいの質と量なのか(こちらが要望を言わない限り、一番安値のコースが見積りに入っているでしょう)
- 例えば、最後にご飯ものを1品増やしたらどれくらいの追加になるのか
- プラン内のドリンクのバリエーションを聞いておきましょう(意外とカクテルが入っていなかったりすることもあります)
他にも
自分たちで準備ができるもの(後ではぶけるもの)はどんなものがあるのか。
結婚式の写真撮影を知り合いのカメラマンなどに頼もうと思っていても、持ち込み料がかかる場合があります。あらかじめ確認しておきましょう。
これらはごくごく一部です。
あらかじめ、見積りのポイントについて勉強しておきましょう。
3.絞り込みが難しい
見積りに関してもそうですが、どこを検討に残していくのか、見学した式場のメリット・デメリットを挙げ、自分たちで判断しなければなりません。
例えば…
感情的に良かったところ・悪かったところ
- プランナーさんが好きだった・あまり良くなかった
- 披露宴会場の雰囲気が好き・微妙
- チャペルの雰囲気が好き・微妙
- 景色が良い・悪い
など、好みに関係すること
スペック的に良かったところ・悪かったところ
- 交通の便が良い・悪い
- 披露宴会場の広さと人数の比較(例えばこの披露宴会場だと100名以上でないと使えないなどあります)
- バリアフリーだったり、当日のゲストの移動が多い・少ない
- 控室の広さ
など、式場の便利さに関すること
季節によってのメリット・デメリット
結婚式をする季節によって、条件が変わってくるかもしれません。
春・秋だと比較的、過ごしやすいかもしれませんね。
ただ、やっぱり春・秋は人気にシーズンで、夏・冬の方がお安くなるし、仕事の都合で夏・冬だったり、おめでた婚の人は必然的に夏・冬になったり。
そうなると、その季節に起こりうることを想定しておかなければなりません。
例えば
夏だと、暑いのはもちろん予想ができますが、台風が可能性が高くなります。
また、冬の1・2月は、雪が降るかもしれないし。
6月のジューンブライドは、梅雨で雨が降るかもしれないし。
雨が降るかもしれないし、とか言うと、1年中可能性はあるけれど、
梅雨の時期に景色がいいことを売りにしている式場を選ぶのは、ちょっとリスクが高くなりますよね。
こういうことを総合的に評価して、候補の式場を絞り込みしていきましょう。
近くに結婚式のことを聞ける人がいたら、色々聞いてみるといいと思います。
自分たちで判断をしていくのはちょっと難しいこともあるかもしれません。
でも、どこを見ればいいのか、ということを分かっていれば安心ですよ。
「なんとなく」で判断して、後で後悔しないように、自分で式場を予約して見学に行く場合は、ちょっと勉強しておきましょう。
最後に
いかがだったでしょうか?
これはあくまでも、私の経験上の話なので、必ずしもみなさんに当てはまるか分かりませんが、参考になればうれしいです。
今度は見学の際に、チェックするポイントなどもお届けできればと思います。
ぼちぼち書いていきます。